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2011年7月20日水曜日

台風6号マーゴン

「大型で強い台風6号」があまりにもゆっくりした速度で四国に上陸。
これは大変なことになると、一週間も前から報道されていました。

大阪の体感です。
昨日は珍しくもない量の雨で、風はまったくなし。
でも警報が出てるし、これからいよいよ上陸してくるんだな、と思っているうちに…雨はすっかりやんでしまいました。
夜が明けて、一時的に風が少し強い時間もありましたけど、まもなく風もおさまりました。
それなのに、いつまでも暴風警報と大雨注意報が解かれず、学校は軒並みお休みです。

家族を心配してこまめに予報を確認してたんですが、今朝テレビで妙なものを見てしまいました。
気象衛星の台風画像の動画です。
ニュースでは徳島や和歌山に上陸したと言ってたはずなのに(追記訂正:和歌山は「上陸」ではなく「通過」だったそうです)、台風の雲のかたまりが進路図よりも沖を移動していて、徳島にも和歌山にも上陸しないまま通り過ぎたように見えたんです。
えっ?と思ったときには動画がまた台風進路図に替わってしまった。
同じ映像を探してチャンネルを変えたりネット検索してみたんですけど、見つかりません。
ん~、たぶん気のせいだったんでしょう。

だけど、実際のお天気が警報や注意報とはずいぶんかけはなれているので、思わずこんなことを考えました。
牛肉のセシウム汚染があまりにもひどいから、国民の気をそらせようとして台風を大げさに報道したんじゃないのかな?
牛肉問題を忘れさせるには、サッカー女子W杯で"なでしこジャパン"が優勝したニュースだけじゃ足りないと思ったんじゃないのかな?
だって、気象学会の理事長さんって、放射性物質の拡散予測公開を一ヶ月も遅らせた張本人だったし。

妄想ですよ、妄想。

ウェザーニュースの中継コメントを探ってみたら、やっぱり台風が和歌山にいるはずの時間にこんなぐあいでした。

2011/07/19 21:00の台風進路図

2011/07/20 15:00の台風進路図
7/20 07:13 大阪「あれ?台風は?」
7/20 07:26 三重「あれれ 台風まだ~」
7/20 07:44 京都「雨降っていません。風もそよ風程度です。ホントに台風?」
7/20 07:47 三重「台風が近づいてくると天気予報では言ってますが、遠ざかっているの間違いでは
7/20 07:52 兵庫「暴風警報が出ていますが風もほとんどなく青空も見えています」
7/20 07:52 奈良「台風はどこに?」
7/20 07:57 愛媛「強風域に入っているのに風が吹いていない」
7/20 07:58 香川「終息宣言!?」
7/20 07:59 奈良「本当に台風接近?」
7/20 08:00 和歌山「台風の目に入ってるのかな?」
7/20 08:00 愛知「台風らしさをあまり感じません」
7/20 08:00 滋賀「警報出ているわりにあまり荒れていません」
7/20 08:03 和歌山「あれ!?台風が直撃すると聞いていましたが」
7/20 08:18 大阪「昨日から雨風ともにたいしたことはありません」
7/20 08:26 三重「台風は?」
7/20 08:33 愛知「セミ鳴き出した」
7/20 08:34 大阪「ホントに台風?暴風警報出てるわりに風も静かで雨も降ってない…」
7/20 09:05 愛知「台風はどこ?」
7/20 09:20 和歌山「台風は何処に?」

昨日の西日本は、どこもそれなりに降ったようですけどね。
心構えをして迎えた今日は、拍子抜けでした。
実際のところ京都・大阪は台風が来るぞ来るぞと言っていても、それてしまうことがけっこう多い土地柄です。
歴史的に政治の中心地として選ばれていたのは、それなりに気象的背景もあったのかもしれません。


─後日追記─

台風6号(7月20日/大阪)では警報がまったくの無意味でしたが、今日(8月5日/大阪)は逆のパターンです。
すごい暴風と大雨が約30分間、早足の台風のように南から北へ向けて駆け抜けました。
ネットでは、
「風呂桶ひっくり返したみたいな雨」
「ベランダの草履片方どっかに流された」
…なんてコメントされていのに、それでも警報なし(注意報は大雨・洪水・雷だけで、暴風には触れず)で済んでしまいました。

平成になってから「最近の天気予報って、昔と違って的中率が上がったよね~」と、ずいぶん感謝していたのに、今年の夏の予報ははずれることが多いし、全然発生しない竜巻の"注意情報"を乱発してるし、なんだか変ですよね。気象庁、いったいどうしちゃったんでしょうか。



※出典・参考(2011/09/21更新)

・気象サイト
 [気象庁 台風経路図 台風6号マーゴン]
 [WEATHERNEWS ウェザーリポート]

・台風6号マーゴン、徳島上陸後に和歌山潮岬を通過
 [2011/07/20 02:30 デジタル台風:2011年台風6号(マーゴン|MA-ON) 台風情報の誤差]
 [2011/07/20 15:41 NHK 台風 非常に激しい雨のおそれ]
 [北本 朝展 @ 国立情報学研究所(NII) デジタル台風 台風の上陸・接近・通過の定義]

・放射性物質拡散予報の自粛を説いた気象学会理事長 新野宏氏
 [2011/04/02 19:25 朝日 放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員]

・当ブログ内の関連記事
 [2011/09/20 台風12号タラス・台風15号ロウキー]

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2011年4月26日火曜日

福島原発の放射性物質飛散予測

※左は日本時間3月15日10:00、右は日本時間4月7日9:00
(2011年 オーストリアZAMGのヨード131拡散予報図より)


オーストリアでは3月12日から公開してくれていた福島原発の放射性物質の拡散予測ですが、ようやく日本でもこういうことを始めてくれる(?)そうです。

福島県では、放射線による公園の利用制限も始まりました。

朝日新聞では、放射性物質の放出量がずいぶん減ったことを伝えています。
飛散予測や公園の制限をする気になってくれたのは、このおかげでしょうか。


先月「エリートパニック」という言葉を知りました。
エリートは、庶民がパニックを起こすのではないかと恐れるあまりに、みずからがパニックになってしまって事実を隠す…、そういう状況のことを言うらしいです。
おかげで庶民はここ一ヶ月半、ネット検索に明け暮れたり、自分でガイガーカウンターで測定したり、情報交換したりと、本当は被災地支援にもっと使いたいエネルギーを、余計な方向に向けざるをえませんでした
未曾有の大災害で、政治家さんたちも皆さん大変でしたでしょう。誰がトップであっても完璧な対応なんてできなかったろうと思います。私は政治を責める気はありません。
でも、このエリートパニックにおいてのみ、ものすごく反省してもらいたいと思ってます。

ちなみに、ノルウェーで発表している累積予報図ではこんなひどいことになっています。
左がアメリカ、中央下方がアフリカ、右の青いところに日本列島があります。
たぶん、4月25日に大量噴出すると数日後はこうなるというような予報図ですので、
必ずこのとおりに汚染されるわけではありませんが、
3月半ばは、ほとんどこれに近い状態だったと思われます。
(ノルウェーNILUのキセノン133累積拡散予報図より)


私たちは、福島の原発が世界にこれほど迷惑をかけていることを反省しなければなりません。



※出典・参考(2011/10/21更新)

・オーストリアZAMG
[2011/03/12~2011/04/08 福島原発の放射性物質の飛散予測]
  このリンクページ右下の weiter> で過去記事をさかのぼると、
   震災後4週間の間に発表された予測図すべてを見ることができます。

[最新版 福島原発の放射性物質の飛散予測]
 ※ ZAMGは6月8~10日版を最後に予報図更新を休止しています。ドイツ語はよくわかりませんが
   「状況が悪化したときはまた再開します」と書かれているようです。
   たくさんの日本人がブログで紹介するほど、シンプルでわかりやすい図でしたので、
   洗濯物を干す日の参考にしたり、土壌の累積値を予測するのにも役立っていました。
   心から感謝しています。


・ノルウェーNILU
[最新版 福島原発の放射性物質の飛散予測]
 ※ NILUは5月13日付けで予測図公開を停止したようです。
  ヨード131・セシウム137・キセノン133など、それぞれの拡散予想図や累積予想図を掲載して
  くれて、ずいぶん参考にさせてもらってたんですが…。
  ノルウェー本国よりも日本からのアクセスの方が多くてご迷惑になっていたかもしれません。
  すみません。そして、ありがとうございました。


・ドイツDWD
[トップ右側に福島原発の放射性物質飛散予測図リンクあり)> 最新版予測図(gifアニメ)]
 ※ DWDは7月29日付けで予報図公開を停止したようです。
  8月2日にはまだgifのURLで最新版を見ることができていましたが、それも今はなくなっています。
  私はドイツ語がわからないのですが、日本語サイトでこういう記事を見つけました。
  『with eyes closed. by Kan Yamamoto』>「ドイツ気象局へ粒子拡散予測継続の要望を。
  要望はともあれ、私もこの日本語サイトの例文を参考に、DWD宛ての感謝メールを出させて
  いただきました。

ドイツDWDによる、6月8日夕方と7月31日夕方の予測図
1~2日前に大量噴出した場合にこうなるという予測図ですから、実際にこうなったわけではありませんが、
それでもこういう風向きを知っておくのとまったく知らないのとでは、気分がずいぶん違うものです。


・スイス meteomedia 日本の気象
[最新版 福島原発の放射性物質の飛散予測・気象予報]
  オーストリアZAMGやドイツDWDのようなgifアニメではなく、flash動画を使用。
  言語は英・独・仏・伊に切り替えが可能です。日本語はありませんが、
  動画の左上には日本時間を表示してくれています。
  上から順に、
   ●放射性物質飛散の予測
   ●風の流れ
   ●雨雲の動き
   ●気温分布
  となっています
  ─追記─ 2011/09/27現在 スイスmeteomediaの更新が止まっています。
  ─追記─ 2011/09/29現在 スイスmeteomediaの更新は再開されています。


・スイス meteomedia 日本の気象 キャプチャ
[伊那の谷から古代が見える 「放射性物質 拡散予想図 と 測定結果」]
  flash動画の表示環境が合わない方々には、
  スイスmeteoの情報をjpg画像で記録してくださってるこのブログがおすすめです。


・日本 原子力安全委員会・文部科学省
[2011/04/25~ SPEEDIによる予測計算結果]
[2011/05/28~ SPEEDIによる予測計算結果]
 ※これが世界に技術力やアレンジ力を誇る日本の公式サイトなんでしょうか。
  オーストリア・ドイツ・ノルウェーに比べて、ものすごく見にくいです。
  アクセス数を減らそうとしているようにしか思えません(怒)


・隠されていた日本の拡散予測
[2011/04/02 19:25 朝日 放射性物質予測、公表自粛を 気象学会要請に戸惑う会員]

・ようやく日本で拡散予測を公開 福島原発事故統合本部
[2011/04/25 18:32 日経 放射性物質の拡散状況、安全委が毎日公表 過去分含め]
[2011/04/25 20:48 日経 放射性物質の拡散予測公表、1時間ごとにサイトで 原子力安全委]
[2011/04/25 18:48 Bloomberg 放射能予測ネットワークシステムを公表へ]
[2011/04/25 21:54 NHK 拡散予測データ HPで公開へ]
[2011/04/25 23:58 朝日 放射性物質の拡散予測、今後は公表 原子力安全委]
[2011/04/26 00:03 TV朝日 批判相次ぎ “SPEEDI”の情報毎日公表へ]
[2011/04/26 01:31 読売 今ごろ?…放射性物質の飛散予測を公表]
[2011/09/10 00:30 MSN産経 文科省がSPEEDIを毎時公表へ 福島県民からの指摘に対応]

・福島の公園で利用制限
[2011/04/24 22:40 日経 福島県、5公園に初の利用制限 基準上回る放射線量]
[2011/04/24 23:18 MSN産経 5公園で国の学校用基準以上 福島県内]
[2011/04/25 00:13 朝日 福島県 5公園の放射線量、利用制限基準超える]
[2011/04/25 11:36 TBS 基準超える放射線量 5公園で利用制限へ]
[2011/04/25 12:59 47NEWS 福島市公園に注意呼び掛ける看板 基準上回る線量]
[2011/04/25 19:20 福島民報 公園5カ所が基準上回る 県の放射線量再調査]
[2011/04/25 13:07 NHK 福島 公園利用制限で不安の声]

・放射性物質の放出量が減少
[2011/04/25 22:57 朝日 放射性物質の放出量、1〜10%程度に減少 第一原発]

・チェルノブイリ原発事故のヨーロッパ汚染図から想像する、日本の状況
[当ブログ記事 2011年6月7日 ホットスポット]