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●放射性物質飛散の地図(11) ・予報図(2)・ ●チェルノブイリ(9) データを知っておこう
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●電力は足りている?(4) 事故の半年後にはすっかり広く知られるようになりました
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●うんこに例える放射能(1) 人気記事の一つです(苦笑)

2011年3月23日水曜日

放射能は怖いか怖くないか

大丈夫派の意見と。
危ない派の意見と。
毎日たくさんの解説をテレビで見て、毎日たくさんの文章をネットで読みました。
自分だけならまだしも我が子の命がかかってますもん。

けっきょく。
素人は、専門的な原発システムなんか学ぶ必要ないように思えてきました。
知りたいのは、
福島原発からまき散らされた(または今後まき散らされる)放射性物質がどれほどの量で、その数値とチェルノブイリの数値から、想定できる日本人の被曝被害がどのようなものであるのか。そこにどんな対策を立てることができるのか。それだけのことですから。母親たちが気にしているのは。

チェルノブイリから学者さんたちが学んだのは、汚染された乳製品が5年後10年後の小児甲状腺ガンを増やしたということ。
他のガンについては、原発擁護派の動向もからんで、急性毒性以外は気にしなくてよいという建前になっているようです。
でも、原発施設の周囲は、事故を起こしていなくても住民の白血病が多いという統計がでているとか。
そして、大人は子供より放射線の影響を受けにくいらしい。
乱暴にまとめるなら、
今後、赤ちゃんは5年後に、幼い子たちは10年後に、若い人たちは20年後に、中高年は30年後に、なんらかの発ガン率が少し上がるということにはなりそうです。

内部被曝を減らす努力をしても、その努力が効いたのか効かないのか、将来的にはたぶん統計とったところでよくわからないという結果に終わりそうな気がします。
日本の医療は、本人が気にしてても「大丈夫大丈夫」ってレントゲンやCTスキャンくりかえし撮られてしまうし…

ストレスがたまらないていどに、飲食物に注意しようと思います。

心配なのは、子供たちの未来。



─後日追記 No.1─

下記のリンク記事に、原発事故の影響のことが、すごくわかりやすく書かれてます。

『ガジェット通信』2011.03.29「内部被曝とは」松本市長記者会見の抜粋
松本市の市長 菅谷昭さんは、チェルノブイリのお膝元ベラルーシで原発事故5年後に急増した小児甲状腺ガンの件で、医療支援に携わっていたお医者さんだそうです。

ベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の 小児甲状腺ガンの現状
上記の菅谷昭さんが著者名トップとなっている報告書。
1996年(チェルノブイリ事故10年後)の国際会議を機に、現在チェルノブイリの隣国となっているベラルーシの国立甲状腺ガンセンターの医師たちがまとめたもののようです。


─後日追記 No.1,5─

『カタログハウスの学校』2012.03.31 菅谷昭さん(松本市長、医師)講演録
上記の菅谷昭さんの新しい講演が、『カタログハウス』のサイトで公開されています。
「チェルノブイリのように、数年以上経って深刻な健康被害が出てからでは遅すぎる。福島の子どもたちを疎開させるべきだと思います」


─後日追記 No.2─

放射能を取り込みやすい食べ物』こんなブログ記事を見つけました。
わかりやすいイラストで食生活の指針が書かれています。
内容の根拠は『ベラルーシの部屋ブログ』というサイトで、そのまた出典元は『自分と子どもを放射能から守るにはー親のための手引書』(ベルラド研究所 / ベラルーシ・ミンスク)や『チェルノブイリ:放射能と栄養』(放射線医学研究センター / ウクライナ)といった書籍だそうです。
いわばチェルノブイリ現地の生情報ですから、お母さんがたに役立つことと思います。


─後日追記 No.2,5─
●根菜は、傷んだ部分から放射性物質が入り込むので、そこを捨てる
●ほうれん草は、アクを抜くとセシウム80%除去
●肉は冷凍して、解凍後に10%食塩水につけるとセシウム90%除去
●魚は煮れば放射性物質を減らせる、骨と煮汁は捨てる

白石久二雄 / 元放射線医学総合研究所 内部被ばく評価室長
[2011/07/09 当ブロク記事 セシウム牛肉騒動]より

●鍋料理で放射性セシウムを80%除去
●肉や魚は食塩水や酢につけて放射性セシウムを除去
●魚は前処理せずに焼き、内蔵や頭・骨・ヒレはストロンチウムが多いので食べない
●油料理は避ける
●汚染されていないイモ・海藻類と食べて、繊維質の働きで排泄促進

白石久二雄 / 元放射線医学総合研究所 内部被ばく評価室長
[2011/09/22 毎日新聞 高松の白石さんが講演]より

●具材を流水でよく洗う
●野菜や果物は、よく洗った後に皮を厚めにむき、細かくカットする
●冷水や、塩水か酢水に数分さらしてから、流水で洗う
●具材を下ゆで・湯通しして、そのお湯は捨てる
●カキなどの貝類は、大根おろしで洗う
ほか
       椎名玲 / 食品ジャーナリスト

●昆布のアルギン酸は、ストロンチウムなど有害物質の吸収を邪魔してくれる
白石久二雄 / 元放射線医学総合研究所 内部被ばく評価室長
[2011/03/28 当ブロク記事 「海藻は効かない」の嘘(2011/10/30追記文)]より

─後日追記 No.3─

福島の汚染状況
当サイト記事 2011年5月9日『チェルノブイリ並みだったFukushima


─後日追記 No.4─

チェルノブイリ原発事故のヨーロッパ汚染図から想像する、日本の状況
当サイト記事 2011年6月7日『ホットスポット


─後日追記 No.5─

こちらのサイト『おいしいたのしいくらしの手帖』では、
買い物の時気をつけること
放射能を減らす食品下処理法
放射能から体を守る食べ物
について今の日本の具体的な情報が集められています。
すごくよく調べて整理してくださってるので、とても役立ちます。
きっちり完璧に実行しようとしてノイローゼになってしまっては逆効果ですが、ざっと目を通して、できそうなことをやってみるだけでもけっこう差が出るんじゃないでしょうか。


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