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2011年6月16日木曜日

政界ニュースの不思議

「菅首相の退陣時期」
「ポスト菅」
「自民、公明両党との大連立」
最近、政界ニュースの見出しはこんなのが多くて「まもなく首相が変わるぞ!」という空気に満ちあふれていたので、私はてっきりこう思い込んでしまいました。

─ ふうん、内閣不信任案が否決になっても、けっきょく菅さん辞めるんだ…?

せっかく脱原発路線に燃えてくれてるのに、
この人が辞めたあと、止めた浜岡原発はどうなるんだろう?
太陽光パネル設置1000万戸の話はどうなるんだろう?


ところが。
きちんと調べてみたら、菅さんご本人はまったく辞める気ないんですよね。
辞める気もなければ、まわりが辞めさせるという法的手続きが整ったわけでもない。なのに、まるで首相の退陣が決定しているかのような記事があまりにも多すぎる…
すごく不思議です。

菅さんを辞めさせて何をどうしたいのか、そちらの方向から検索をかけてみましたが、この部分がちっとも報道されていません。
見えてくるのは「とにかく早く首相を変えなければ」という政財界のあせりだけ。
謎は深まるばかりです。


じゃあ菅さんはここ一ヶ月何をやってきたのかと、調べてみました。
えーっと、でも、何時何分に誰と会って…みたいなリストは、政治に疎い私が見てもちっとも意味がわからなかったんですけど。
とりあえず、素人の目に見えたものだけを書き出してみます。

2011/05/18「発電・送電の分離を検討」
2011/05/25「自然エネルギーを20%に引き上げる演説」
2011/06/02「内閣不信任案騒動」
2011/06/06「ホットスポットの避難区域追加を検討」
2011/06/09「TPP(環太平洋連携協定)参加の先送り」
2011/06/11「原発推進派の経産省が狙う事故調の骨抜き化を首相が拒否」
2011/06/12「自然エネルギー推進庁を作りたいと表明」
2011/06/14「普天間問題で、7月の訪米予定を秋に延期」
2011/06/14「"1.5次補正"予算案の編成(被災者支援や原発の賠償関連など)を指示」
2011/06/16「再生可能エネルギー法案の成立に意欲」

TPPと普天間の問題は今に始まったことではないですし、この部分に関しては、震災の対応に忙しいこの時期、誰が首相でも同じですよねぇ、たぶん。
あとはほとんど、脱原発の動きになるかと思うんですが。
菅降ろしの勢力は、いったいどこが気に入らないんでしょう?



「菅がダメ」じゃなくて。
「これとこれがダメ」とか「これをしよう」「あれをしよう」というもっと具体的な意見を報道してもらいたいです。内容に説得力さえあれば、当然それを提案した政治家に国民の支持が集まっていくでしょう。
そこを根拠に政権を移していけばよいのではないですか?
それでこそ民主主義ではないのですか?






菅総理の退陣を前提にしたようなニュースの数々

 

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