豪雪の年です。
新潟県長岡市が深い深い雪に覆われている光景を、今年は何度もテレビで見ました。
私の祖父母はこの地域にほど近い土地の人間で、かつては、一階すべてが雪に埋まり二階から出入りしたことが少なくなかったと聞いています。
しばしば雪で電車が止まって足留めを食うはめになる、そんなトラブルもすっかり昔話になりました。道々には水をちょろちょろ流しつづけて雪を溶かすシステムがほどこされ、除雪車が多数配置され、雪国生活も進化を続けています。
いずれは、屋根の雪下ろしだって人手を使わずにすむ時代が来るでしょう。
でも、その前に…
今朝の『モーニングバード』で「利雪」という言葉が紹介されました。
雪や氷を夏まで保存して利用する「雪室」「氷室」の存在は知っていましたが、雪をさらに利用しようという動きがあることは今日初めて知りました。
人間って素晴らしいですね~。新しい発想をもっともっと進めて、いままでになかったエネルギーをどんどん開発しましょうよ。
いまだ安全性が確立しない原発。あんなに税金を使って50年以上も研究を続けてきたのに。
国家予算は現在「原発に40%、クリーンエネルギーに6%」だそうですよぉ。(2011/07/08放送の『ウェークアップ!ぷらす』にて 竹中平蔵氏の発言)
「核の保有が戦争の抑止力になるのだ」と考える御仁もいらっしゃるのですが…、でもね、でもね、国を守るはずの核が自国の町を潰した事実をどう考えます?
今年の記録的豪雪は「原発以外のエネルギー開発に比重を移しなさい」ということを天が奨励しているかのように思えます。
「雪発電」と一口に言っても、温度差を利用するもの、降水を利用するものなど、システムにいくつか種類があるようです。
降水利用のほうは雪を溶かすスタート熱が必要なようですから、太陽光、風力発電などを組み合わせることになるのでしょう。
(同日追記 / よく考えたら、雪を溶かすためには水をちょっと入れるだけで済むかもしれませんね。)
●パソコン発電
雪発電のスタート熱源を考えながら調べていたら、「コンピューターを雪で冷やす」というNHK記事を見つけました。
そうそう! パソコンって熱出しますよねぇ!
真夏の小さな部屋の気温を1~2℃上げるほどですもの。
パソコンの発熱だって、家庭内のマイクロ発電に利用できるんじゃないでしょうか?
家庭内の余分な熱って、ほかにもいろいろありますよね。
テレビ画面とか。
冷蔵庫の裏とか。
どなたか、安価でリモコンサイズのマイクロ熱発電システムを開発してください。
それを、ありとあらゆる家電にとりつけちゃいましょうよ♪
※出典・参考(更新2012/02/26)
・雪発電
[2008/12/25 YouTube動画 雪で発電:スターリングエンジン]
[2009 とやま雪の文化『利雪』 ゆきみらい高岡で紹介された 雪発電のモデル実験装置]
・太陽光発電を促す雪の照り返し
[2011/02/11 NHK 雪でも発電 新しい太陽光パネル]
[2011/02/12 『新潟県の雪国で太陽光発電8.61kw』
・雪の利用
[2011/07/22 NHK コンピューターを雪で冷やす]
[2012/01/24 NHK 北国育ちのエコなマンゴー]
[利雪 google検索"利雪" / Yahoo検索"利雪"]
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